富良野演劇工場とは
富良野市が建設し「ふらの演劇工房」が管理・運営する、全国初の公設民営劇場として、2000年10月にオープン。
設計の段階から作家・倉本聰氏やプロの照明家・音響家・俳優などが参加し、創り手から見た理想を具現化した「創り手のための劇場」です。
『「多目的」は限りなく「無目的」に近づく』という倉本氏のアドバイスから、演劇創作の機能に特化。
客席(302席)より舞台スペースを広く取り、大道具製作室(ワークショップ)・衣装室・リハーサル室・グリーンルーム(出演者・スタッフのサロン)など、創り手にとって必要な設備を備え、アーティストの想像力をフルに発揮できる環境が整えられています。
運営理念
富良野演劇工場は、以下のコンセプトのもとに建設されました。
- 「演劇ソフトの生産工場」として、その機能性を活かした良質で個性的な演劇文化の創造と発信活動を行い、「大いなる感動を生み出すための活動拠点」とする。
- 民間ボランティアによる柔軟で独創的な運営をはかり、すべての人々に愛され活用される「市民文化の活動拠点」とする。
- 様々な人々との交流を通して未来へのエネルギーが創出される「人づくり・まちづくりの活動とする
貸館業務
富良野演劇工場は一年を通して貸し館を行っております。
当劇場は全国でもめずらしい公設民営劇場であり、富良野市民はもちろん市民以外の方にもご利用いただけます。
また、演劇以外の目的(講演会・コンサート・その他のイベント)でももちろん使用することができます。
使う側の利便性を熟慮した設計となっており、使い勝手の良さは折り紙付きです。
当工場では利用されるみなさんのために、通常施設より格安の料金設定をさせていただいております。
どうかお気軽にご利用下さいますようお願い申し上げます。
富良野演劇工場 施設案内
施設概要(面積:㎡)
舞台(両袖を含む) | 496.84 間口:12.5m、奥行:15m、高さ:14.46m、吊り物:バトン27本 |
リハーサルルーム | 121.50 |
ワークショップ | 86.67 |
グリーンルーム | 70.88 |
楽屋1 | 17.05 |
楽屋2 | 17.05 |
楽屋3 | 19.70 |
楽屋4 | 19.70 |
衣装室 | 31.00 |
音響室・客席(302席) | 272.58 |
親子室 5席 | 10.27 |
事務室 | 41.95 |
会議室 | 18.00 |
エントランス | 49.20 |
ホワイエ | 173.10 |
駐車場 | 80台 |
演劇工場の設備
舞台ホール
間口12.5m。奥行15m。
上手下手それぞれ10mの袖があり、ステージは張替え可能な合板仕様で、釘打ち、開口もできる。
27のバトンはすべてフリーバトンとして使用でき、照明・美術などの吊位置を自在に組むことが可能。
リハーサルルーム
舞台奥にあり、仕切り扉で舞台とつながり、奥行23mの大舞台となる。
一面は鏡張り。幅15m。奥行8m。
客席
302の客席はベンチシートになっており、急傾斜によりどの席からも舞台全面が見やすくなっている。
客席中央部を取り外すと、下部の楽屋からステージまでの花道となる。
楽屋
客席下部にあり、個室と大部屋が2つずつのほかに、廊下にも化粧前があり、40名以上が楽に利用できる。
シャワールームも2つ完備。
ワークショップ
搬入口と資材置き場を兼ねた、大道具製作室。幅10m。奥行8m。高さ10m。
ホワイエ
喫茶・売店があり、ガラス張りのホワイエにはグランドピアノも常設され、ロビーコンサートなどの利用も可能。
親子室
客席最後部にあり、防音ガラスによって客席と仕切られている。モニタースピーカーによりホール内の音を聞くことができる。ベビーベッドも完備。
衣装室
工業用ミシン2台とアイロン、裁縫台、大鏡、畳を完備した衣装製作室。
音響室
客席最後部中央にあり、オープンスペースのため、舞台の音を直接聞きながら操作できる。
照明室
客席最後部中央にあり、オープンスペースのため、舞台の音を直接聞きながら操作できる。
スタッフルーム
舞台の裏方用控室。20名程度の会議室としても利用可。
監事室
舞台演出家、VIP、関係者のための観覧席。5席あり、モニタースピーカーによりホール内の音を聞くことができる。
グリーンルーム
出演者・スタッフのためのリラクゼーションルーム。台所、ソファなどを完備している。
富良野演劇工場 貸館資料
演劇工場各図面、料金表などの資料となります。会場使用のご検討の際にご利用ください。
各図面はクリックで拡大されます。